MBAでも教えない！エレメント・マトリックスで見る上司マネジメントのコツ

日曜日の夜、楽しかった週末もあと数時間で終わり、というとき。あるいは平日の朝目覚ましが鳴り、さあ起きて支度をしなくちゃ、というとき。あなたはどんな気分になっていることが多いですか？

「サザエさん症候群」なんて言葉があるくらいですから、「これから会社だと思うと憂鬱…」という方も多いかもしれませんね。

大手転職情報サイト数社が行っている調査によると、「仕事を辞めた理由」のトップはほぼ毎回「人間関係」になっています。そして「人間関係」の中でも、「上司の仕事の仕方が気に入らなかった」「上司とウマが合わなかった」等が上位に来ることから、日頃から「上司が嫌で気が重い…」と思っていらっしゃる方が多いことが伺えます。

今日はそんなあなたのために、「MBAでも教えない！エレメント・マトリックスで見る上司マネジメントのコツ」をお届けします。

MBAは、Master of Business Administrationの略で、簡単に言えば「経営のプロを養成するプログラム」です。アメリカでは経営幹部の必須科目と言われ、2000年代以降日本でも急拡大しました。

そんなビジネスエリート養成コースの中に「ボス・マネジメント」、つまり「いかに上司を上手く使うか」を学ぶ授業があることはご存知ですか？

世界を股に掛けるようなビジネスエリートたちも、上司との付き合い方に手を焼いているんだなぁと想像してみると、なんだか微笑ましいですね。

さて、その「ボス・マネジメント」の基本的な考え方は、「上司に使われるのをやめ、いかに上司を上手く使うかを考えよう」が出発点です。そして、「上司を上手く使うために、どう上司のタイプに合わせてアプローチを変えようか」を考えていきます。

相手が「人間」であり、かつ自分よりも「立場が上」だと捉えると、「上司なんだからもっとこうしてくれるべきだ！」という期待が出て、イライラしてしまいがち。ボス・マネジメントの発想では、相手は自分が気持ちよくスムーズに仕事を進めるための「ツール」であり、かつ「使うのは自分」と捉えることで、冷静に効果的なアプローチ方法を考えやすくなります。

ちょっと自分の手の形に合わないハサミがあっても、ハサミに向かって「あなたがわたしに合わせてよ！」とは、言わないですよね。冷蔵庫に向かって「なんで温めくらいできないのよ！」なんてイライラしないと思います。そんな風に上司の持つ「機能」を見極めて、うまく「使う」わけです。

ここで上司を見極めるときに、エレメント・マトリックスの知識が生きてきます。今回はまず簡単に、エレメント別の上司の基本タイプを見ていきましょう。

上司のエレメントの星座で分かります。
星座別のエレメントは　⇒　こちら

火の上司
ノリと勢いで仕事を進めるタイプ。親身に相談に乗ってくれるかと思いきや、肝心なときに「任せる」の一言しか返ってこないことも。丁寧なチェック機能はあまり期待できない。

土の上司
いわゆる「マイクロマネジメント」を好み、事細かにすべて報告することを部下に求めるタイプ。自身も業務のあらゆる手順を監督しており、小さな意志決定もすべて自分で行いたい。

風の上司
社内の情報通で、様々な部署に顔が利くタイプ。話をよく聞いてくれるようでいて、気づくと上司の方がよくしゃべっていたりする。すぐに方針を変えるので、部下が戸惑うことも。

水の上司
部下の心情に繊細な配慮してくれる一方で、自身の上司と部下の板ばさみになって機を逸するなど、決定力に欠けるタイプ。力強いリーダーシップは期待しない方がいい。

「あの上司はこのタイプだったのか！」が見つかると、それだけで少し気持ちが楽になることも。是非ご自身の上司のエレメントを見つけてみてくださいね。

あなたの月曜日の朝が、少しでも爽やかな目覚めになりますように。

藤川瑞木（火：射手座）

藤川瑞木

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