前回の内容の続きです。 前回の記事は、→ こちら

「ん?起・承・『転』・結じゃなくて???」 と思った方、鋭い!!

この「起・承・展・結」は、仕事におけるエレメントの性質を表すために、
「起承転結」をもじってわたしが勝手に作った造語です(笑)

仕事や職場で各エレメントは、「起・承・展・結」の流れに沿った傾向を見せることが多くあります。

 

火=『起』
始める人。新しいアイデアを思いつく人。言い出しっぺになることが多いが、実行まで本人がするとは限らない。
それまでの流れを変えるという意味では『転』でもある。

土=『承』
『起』で始まった新しい流れと、それまでの流れを束ねて整理する人。
ルールを整備したり、業務プロセスに落とし込んだりするのが得意。

風=『展』
文字通り「展開する」人。新しいやり方などにそれほど抵抗を示さず乗ってくれるので、
『承』で整えられた流れを職場や社内に広めていってくれる

水=『結』
展開された新しい流れを職場に根付かせる人。基本的にはやり方などを変えることに消極的。
だが一度受け入れてくれたら、一番ルールなどを大切にしてくれる。

 

この「起・承・展・結」の役割は「発散⇒収束⇒発散⇒収束」の流れも持っています。

収束させる側の土や水の人からすると、火や風の人は風呂敷を広げてばかりで、
「ちゃんと仕事をしてくれない」ように見えます。

一方で、発散させる側の火や風の人からすると、土や水の人はリスクやルールで反論してくるので、
「これじゃあ新しい仕事なんてできやしないよ」と思っています。

では、しょっちゅうやり方を変えてばかりで、ちっとも効率的になっていかない仕事のやり方ってどうでしょう?
逆に、ずーっと古いやり方を踏襲するばかりで、進歩が見られない職場だったら?

お互いの役割を知らないとストレスが溜まる一方かもしれませんが、反対の性質がうまく連携することで、
新しい考え方を取り入れつつも破綻しない仕事の進め方が可能になるんですね。

次回は仕事や職場における各エレメントの傾向をさらに深掘りしていきますので、お楽しみに!

 

藤川瑞木 (火:射手座)

藤川瑞木


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